昨日、実家に帰ったら駅前のダイエーが今日(18日)いっぱいでつぶれるという話を聞きました。
昭和48年創業以来実に28年もの間、続いて来た店に終止符が打たれました。
私が生まれる前から続いていた店が、どうして今つぶれてしまうんだろうって、なんだかものすごく悲しい気持ちになって。
うちの地元の町はその昔—と言っても6~7年前なのですが—は田舎なりに結構栄えていて、そごうやダイエーやEPO(西友系列の若者向けの店)な ど大きな建物と、本屋が2件、CD屋が2件、マックにモス、ミスドにダンキン・・・などもう町を出なくても困らないくらいの店が並んでいて。
当時高校生だった私は学校帰りにその町で沢山沢山遊んで、思い出もいっぱいあって、地元を離れる時でもそれはなくならない物と信じていました。
でも、消えていく物ってあるんですね。
そごうの倒産、EPOも潰れ、本屋はなくなり、ドーナツ屋は消え・・・・とうとうダイエーもつぶれてしまいます。
店がなくなっても思い出が消える訳じゃないけど、なんとなくそんな気持ちになって、とてつもない寂しさが胸をしめつけました。
町が衰退していく様というのは、やはり見たくないものです。
だって、東京はこんなに人がいて。余るくらい店があって。
土地が足りなくて高層ビルを建てて地下を掘って、それでも足りなくて。
だけど東京からこんなに近い町からはいろんな物が消えてゆく。
どうしてなんだろうって。
なんだかすぐには納得できないけど、でも仕方がないことなのかもしれないって少し思いました。
なくなっても私の心の中から消さなければその思い出は消えない。
そう、納得する事にしました。
まだ少し寂しいけどね・・・。